こんにちは、コン(@pippi_kon)です。
この記事では、『Xcodeのエラー「Could not locate device support files」の対処方法』についてご紹介します。
現象
先日、macOSとXcodeをバージョンアップし、Swiftで作成したアプリを実機でテストしようとしたところ、以下のエラーが出力されました。
Xcodeに搭載されているシミュレータでは問題なくテストできたのに、実機(iPhone X)でテストするときだけこのエラーが出ます。
原因
Could not locate device support files.
This iPhone X (Model A1865, A1901, A1902, A1903) is running iOS 12.2 (16E227), which may not be supported by this version of Xcode.
上記のエラーメッセージから以下のことが読み取れます。
『実機(iPhoneX)のiOSバージョンは12.2で、今起動しているXcodeはiOS12.2 に対応していない』
プログラムエラーではなく、環境面の問題のようです。
Xcodeの対応が遅れているからかわかりませんが、iPhoneを最新OSにアップデート済みの場合に発生するエラー?
対策
XcodeがiOS12.2 に対応していないのであれば、対応させてやればいいだけのことです。
対策手順は以下の通り。
- iOS12.2のサポートファイルをダウンロードする
- ダウンロードしたサポートファイルをXcodeに読み込ませる
たったこれだけ!
具体的な手順をご紹介します。
1.サポートファイルをダウンロード
「サポートファイルダウンロードサイト」からiOS12.2のサポートファイルをダウンロードします。
いろんなバージョンがあるので間違えないようにしましょう。
2.サポートファイルをXcodeに読み込ませる
ダウンロードしたサポートファイルには以下のファイルが含まれていることを確認してください。
- DeveloperDiskImage.dmg
- DeveloperDIskImage.dmg.signature
これらのファイルが入ったフォルダを以下の場所に格納します。
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/DeviceSupport/
Finderを開き、ショートカットキー「command + shift + g」を押すとアドレスバーが表示されるので、上記パスをコピペすると簡単に移動できます。
サポートファイルを格納したら、Xcodeに読み込ませるために一度Xcodeを終了します。
Xcodeの画面を閉じるだけではなく、メニューから終了させましょう。
Xcodeを終了させた後、再びXcodeを起動して実機テストを行うと「Could not locate device support files.」のエラーを解決できるはずです!
最後に
今回は、『Xcodeのエラー「Could not locate device support files」の対処方法』についてご紹介しました。
Could not locate device support files.
This iPhone X (Model A1865, A1901, A1902, A1903) is running iOS 12.2 (16E227), which may not be supported by this version of Xcode.
- iOS12.2のサポートファイルをダウンロードする
- ダウンロードしたサポートファイルをXcodeに読み込ませる
私があれこれ調査していた時は、「あれ、これってiPhoneのバージョンダウンをしないといけないんじゃ?」と焦ったりもしましたが、意外と簡単に対処することができました。
ご参考になれば幸いです。